代表研究者の紹介

代表研究者

浦上 克哉(うらかみ かつや)

鳥取大学医学部保健学科生体制御学講座代表
鳥取大学大学院医学系研究科保健学専攻・病態解析学分野 教授

浦上克哉

●専門分野

アルツハイマー型認知症及び関連疾患の原因及び診断マーカー、治療、ケアに関する研究

●学歴と職歴

  • 昭和58年 3月 鳥取大学医学部卒業
  • 昭和63年 3月 鳥取大学医学部大学院博士課程修了
  • 平成元年 4月 鳥取大学医学部脳神経内科助手採用
  • 平成 8年 2月 鳥取大学医学部脳神経内科講師
  • 平成13年 4月 鳥取大学医学部保健学科生体制御学講座環境保健学分野教授
  • 平成17年 4月 鳥取大学大学院医学系研究科保健学専攻病態解析学分野教授
  • 平成21年 4月 鳥取大学医学部保健学科生体制御学講座代表

●所属学会、他

  • 日本神経学会 (評議員、専門医、指導医)
  • 日本内科学会 (総合内科専門医部会中国支部会長)
  • 中国地区評議員、総合内科専門医)
  • 日本老年医学会 (代議員、指導医、編集委員)
  • 日本認知症学会 (評議員、編集委員)
  • 日本老年精神医学会(理事、あり方委員会委員、編集委員、多職種協同委員会委員、特別奨励賞推薦委員)
  • 日本早期認知症学会(理事)
  • 日本認知症ケア学会(評議員、編集委員)
  • 日本リハビリテーション学会 (認定医)
  • The College of Neuro-Psychopharmacology (CINP) Asia-Pacific Regional (executive committee member)
  • 鳥取大学医学部医師会(理事)
  • アルツハイマー病研究会(運営委員、スライドキット作成委員会委員長)

ほか

●受賞

  • 第13回ノヴァルティス老化および老年医学研究基金受賞 1999年
  • 第9回日本認定内科専門医会研究奨励賞受賞 2001年

●発刊図書

  • これでわかる認知症診療:南江堂(東京)、2009.
  • 老年医学の基礎と臨床T、U:認知症学のマネジメント:(編集)ワールドプランニング(東京)、2009.

●特許

  • 物忘れ相談プログラム
  • 痴呆症診断装置及び痴呆症診断プログラム(特許第4171832号)

●その他

  • 非常勤講師
    • 神戸大学老年科(2005年〜)
    • 島根大学医学部(2006年〜)
    • 北海道大学薬学部(2008年〜)
  • Dementia and Geriatric Cognitive Disorders,Psychogeriatrics,Yonago Acta medica等のEditorial board
  • Cognition and Dementia 編集アドバイザー

研究経歴

疫学に関する研究では、一過性脳虚血発作の有病率を初めて明らかにし、従来本邦で多かった脳血管性痴呆が減少傾向を示し、アルツハイマー病が急速に増え、欧米と同様のパターンになってきていることを見出した。この業績は高く評価され、平成15年12月11日の日本医学会シンポジウムにシンポジストとして招待され報告した。

次にアルツハイマー病の病因究明のため、遺伝子レベルの研究に着手し、初めての遺伝子変異(アミロイドβ蛋白前躯体遺伝子の鳥取型変異) やアポリポ蛋白Eに次ぐ遺伝的危険因子としてエストロゲンレセプターα遺伝子多型の発見、アミロイドβ蛋白沈着機序の解明など多くの成果を発表した。

さらに、診断マーカーの研究では、初めてアルツハイマー病診断マーカーとして求められる基準をクリアした髄液中リン酸化タウ蛋白測定に成功した。この成果は2003年4月にスペイン国セビリア市で開催された第6回アルツハイマー病とパーキンソン病の国際会議にシンポジストとして招待され発表した。鳥取大学医学部保健学科では、診断マーカーの研究をさらに発展させると共に、アロマセラピーなどの非薬物療法の検討を進めている。

共同研究・委託研究等実績

浦上教授は1980年代より認知症・アルツハイマー病の研究に取り組み、現在ではNHK等の認知症特集番組にも専門家として登場する、日本を代表する認知症研究者の一人である。
また、大学での基礎研究にとどまらず、鳥取大学附属病院等で自ら患者さんを診て認知症の予防及び治療を行い、研究分野では下記の大型の研究費獲得のみならず、認知症が手軽に診断可能な「タッチパネル式痴呆症検査機」を開発し、大手メーカーを通じて全国にその販売実績も相当数ある。

【最近2年間の実績】

1.厚生労働科学研究費補助金

研究代表者:浦上克哉
事業名:
長寿科学総合研究事業「軽度認知機能障害の簡易スクリーニング法および予防介入の効果法の開発に関する研究」
(研究期間:平成18年〜20年)

2.文部科学省科学研究費補助金

研究代表者:浦上克哉
課題名:
基盤研究(C)「Aβ新規関連タンパクβ-Alcのアルツハイマー病診断マーカーとしての臨床応用」
(研究期間:平成18年〜20年)

鳥取大学発ベンチャー 株式会社ハイパーブレイン
(オーガニックアロマショップ リ・ブレイン)

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