認知症とアロマセラピー

アロマセラピーによる認知症予防の特徴

■新規性・独創性

認知症の主な原因であるアルツハイマー病では、その中核症状の認知機能障害を、アロマセラピー(芳香療法)で治療可能であるという技術を鳥取大学医学部生体制御学講座の研究で実証しました。アロマセラピーとして使用した精油はローズマリー、レモンオイル、ラベンダー、オレンジオイルの4種類です。

現在、認知症に対する根本治療薬は存在しませんが、当講座が開発した手法によるアロマセラピーは根本治療法として機能する可能性が高い。

■従来技術との優位性

認知症の治療方法は現在「アリセプト」という一種類の医薬品のみで、予防の手立ても確立していないのが現状です。

こうした中で、アロマセラピーによる非薬物療法は、音楽療法、光療法等の療法群に比し、時間的、人材、経済的に低コストで導入が容易で、重篤な副作用を生じ得ないこと等も加えて、認知症対策を行うに当たり極めて優れた手法です。

日本アロマセラピー学会(1997年発足 現会員数約1600人)では、アロマセラピーを医療行為として位置づけ、医療の代替療法として、より安全で確かな治療効果を上げる精油の成分や効果、処方に関する研究が行われています。また様々な分野で医療行為が実践されています。

しかし、これまで行われてきたアロマセラピーは、認知症の副次的な症状に対する効果のみが報告されてきましたが、当講座では、認知機能の改善を客観的に評価しています。これにより、認知症治療の中で最も重要な「認知機能の改善」を可能にしました。

大脳とアロマセラピーの関係

アロマセラピーによる精油の心身への作用経路はいくつかありますが、アロマセラピーの一般的な利用方法である芳香浴に代表されるように、精油成分が嗅覚を介して大脳に働きかける作用は非常に重要であると考えられています。嗅覚は、視覚や聴覚などのほかの感覚と違って、大脳新皮質を経由しないまま直接大脳辺緑系に達します。大脳辺緑系は、嗅球、嗅索、扁桃体、海馬などを含みます。なかでも、外部から情報や刺激を受けて情動反応を起こす扁桃体と、記憶を貯蔵し、それを管理する海馬が中心となって活動しています。

アロマセラピーは、精油の香りを嗅ぐことで嗅覚を通じて香りの信号が大脳辺緑系から視床下部に伝えられ、自律神経を整えて身体の機能を調整する自然療法です。また、心地よい香りが大脳辺緑系に働きかけて、楽しい記憶を引き出したり、気持ちが落ち着いたり、元気になったり、リラックスしたり、また、悲しみに耐えられるようになったりという心理的な効果もあります。このようにアロマセラピーは、機能単位である大脳辺緑系の特徴を有効に活用して行える癒しの方法です。

■嗅覚の伝達経路

嗅覚の伝達経路図

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